「ゲーデルと数学の近代」のトップページ公開

ゲーデルと数学の近代

shayashiyasugi.com のメイン「ゲーデルと数学の近代」のトップページを漸く公開。目次を書き始めたらすぐに完成した。全体がしっかり把握できている証拠だ。今まで書けなかったのは、やはり内容に多様性があり過ぎるためだと改めて納得した。

不完全性定理の入門も書くことにしたが、その入門の入門は、今日初校を送った数学セミナー2021年1月号の記事「数学基礎論/知の階層」に基づく予定だが、何時頃から公開させてくれるかな?記事そのものでなくて、それを拡張したものにする予定だが、記事そのものも掲載した方がよいだろうから。

その記事の冒頭に小説家の円城塔さんの短い文章が入る予定らしいが、今の時点ではゲーム関係らしい意味のわからない文章が入っていた。「GOLEMのパラドックス」とは何だ?Googleってもわからない…

コメント

  1. 吉川敦 より:

    2017年3月まで、久留米大学附設高等学校・中学校の校長を務めていたので、すっかり、学問の世界とは縁遠くなってしまいました。今世紀初頭(!)まで、ずいぶんお世話になりましたが、皆さん、お元気かしら(いろいろな意味で)?

    相変わらず、非正統的なことを想ってはおりますが、なかなか。

    「数学セミナー」に書かれた記事、まずは、これから見に行きます。

    • susumu より:

      これは大変にお久しぶりです。私たちは二人とも元気で家に籠っています。
      「数学セミナー」は1月号なので発売は12月12日だろうと思います。

      • 吉川敦 より:

        林晋様

        ついでと言っては、何ですが、附設時代に校長室に持ち込んで退任後そのまま持ち帰った(多数の)書物の内に、

        Richard Tieszen : After Gӧdel Platonism and Rationalism in Mathematics and Logic (Oxford 2011)

        というのがありました。多分、丸の内 Oazo の丸善で購入したのだろうと思いますが、買った時のことが思い出せません。読んだ形跡もなく、小さな字でびっしりと印刷されていて、これからも挑戦するかどうか。とは言え、序文には一応目を通して見ました。

        ところで、この本は、Hao Wang (1921-1995) に捧げられ、序文冒頭に Hao Wang の書物が挙げられています。不勉強で、Hao Wang のことは知りませんでしたが、計算理論や論理学でも基礎的な仕事をした人らしいですが、欧文脈では、漢字がわかりません(Wiki の英語版では漢字はわからないし)。

        Tieszen は Wang の弟子のようですが、この辺の人たちの仕事はどう評価すべきなのでしょうか。

        • susumu より:

          Tieszen は哲学者で、After Gödel は哲学の研究書です。

          ゲーデルは数理哲学者としても知られていて、特に後半生は哲学的思索や研究を主にしていたと言われています。もっとも職業的哲学者のような纏まった哲学的著作は残していません。しかし、全集に収録されている講演とか未発表の講演草稿などをつなげていくと、ゲーデルの思想とその変遷が大体理解できます。Tieszen の本は、それを丁寧に行ったものです。

          私の京大文学研究科での研究も、それと非常に似ているのですが、哲学の立場や手法ではなくて、歴史学(特に思想史)と社会学の立場に立ってゲーデル自身の思想を研究するのではなくて、ゲーデルのある哲学論文を手掛かりにして近代化というものを「数学の近代」を通して理解しようとするものです。

          ですから、議論の材料は Tieszen のものとダブルところがありますが、その扱い方はかなり異なることになります。例えば、3章の4節の議論の対象が、私が上に書いた「ある哲学論文」ですが、Tieszen は、それを丁寧に紹介・分析していますが、私の場合は、それと同じ様なことをする(プリンストン高級研究所から許可をもらったので和訳して掲載の予定)と同時に、ゲーデルの哲学的で現代の数学者には受け入れることができない様な部分を社会学の「再魔術化論」などを使って修正することになります。

          • 吉川敦 より:

            ありがとうございます。

            なお、Hao Wang は、中文サイトで、王浩 とわかりました。王浩の

            A Logical Journey: From Gӧdel to Philosophy, MIT Press, 1996

            に、いろいろと書いているみたいですね。この著者が、いわゆる「中国哲学」の影響をどのくらい受けていて、それと、西欧系の論理学・哲学との調和をどう図ってきたかは、それなりに、興味があります。なお、ググった限りでは、日本では、余り、王浩の業績には関心が持たれていないのでは?

          • susumu より:

            私が若いころには竹内外史先生が Wang について良く語っておられたりしたこともあり、それなりに知られていましたが、最初期の Theorem Prover のひとつを作ったことなどを除き、特にこれと言った論理学上の業績があるわけではないので、今ではゲーデル関係の著書位でしか記憶に残っていないのでしょう。

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