ヒルベルト数学ノートがカラー高精細で公開

ゲーデルと数学の近代

ヒルベルトの数学ノートの画像や翻刻・翻訳の追加の許可をゲッチンゲン図書館に申し出たら、元の史料のカラー高精細での公開が始まっていることを教えられた。https://gdz.sub.uni-goettingen.de/volumes/id/DE-611-HS-3180969

マイクロ・フィルムを紙に焼いたものでは、よごれとインクのドットの区別がつかず、誤読してしまうことも多々あったのだが、これだと原資料をルーペで見る位に細かく判別が可能!

説明を入れるときも、今後はリンクを張って、そこを見よ、と言う風にできるので、非常に楽になった。購入したマイクロ・フィルムを焼いた資料のコピーを他人に渡すにも、契約書を書いてもらわないといけなかったのと比べて、実に楽になった。良い時代になったし、こうでなくてはいけない。実は技術的には随分前から簡単にできていたのだが、問題は「人の心」。それが開かれているかどうかが問題。

ちなみにアイキャッチは、その史料の内、ヒルベルトの第10問題を書いたノート。1880年代のもの。

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