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UML2.0の記法

一部未完のところがあります。ご了承ください。

UML2.0の図の一覧です。名前をクリックすると各図の説明ページに飛びます。

Structure図
Class図 クラスの静的構造を描くための図。
UML2.0になって大きく変化したところはない。
Object図 クラス図とは独立しているが、記法はクラス図と同じ。
クラスについてではなくオブジェクトについて描く。
Package図 これもクラス図と同じ記法。
パッケージの構造を記すために用いる。
Composite Structure図 UML2.0で追加された。
構造を持つClassifier(クラスを含む)の 内部構造を静的に描き、このClassifierを構成している部品の 協調関係を描くことができる。
Component図 UML1.xではImplmentation Diagramに分類されていたが、より前 面に出てきた印象。
コンポーネントの外部仕様と内部構造を描くために用いる。
InterfaceがRequiredInterface(このコンポーネントが動くため に外部に要求するインタフェース)とProvidedInterface(このコ ンポーネントが外部に対して提供しているインタフェース)の2 つに分かれたほかは、記法が大きく変わった点はない。
Deployment図 UML1.xから変化したところはない。
Behavior図
Interaction図
   
Sequence図 オブジェクトどうしの相互作用を時間軸に沿って描く図。
Interaction図の中で最も一般的な図である。
概念が大きく変わった点はないが、記法が強化され、図の再利 用などができるようになった。
Communication図 UML1.xのCollaboration図を改称。
記法が大きく強化されたSequence図と比べて、Communication図 の記法は全く変化していないので、UML1.xにも増して影が薄くなった。
Interaction Overview図 UML2.0で追加。
システムの相互作用の流れを大まかにつかむための複合図。
Activity図と同じような流れ図の記法を用いながら、ノードと してSequence図やTiming図などを取り込むことができ、ノード 間のパスにも時間概念を取り付けることができる。
Timing図 UML2.0で追加。
システムの動作を、時間とともに記述することができる。
State Machine図 Statechart図を改称。
オブジェクトを状態機械とみなして、その状態遷移を記述することができる。
メタモデルにはいくつかの変更があるものの、記法の変化はそ れほどない。
Activity図 Statechart図の延長だったものを独立化。
記法はそれほど変化していないが、Activity全体や、Actionを 記述するノードに対してpre/post conditionを記述できるよう になった。
Use Case図 システムのユースケースを描くための図。
UML1.5までマイナーバージョンアップごとにたびたび記法に変化があったが、UML2.0では大きな 変更は見られない。


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