1.文書の作成
文書には、各画像に付随する形のtranscriptionなどや、リンクに付随するExplanatoryNoteなどと、独立した形のTextが存在します。
ExplanatoryNoteについては、リンクの説明のところで扱います。
1.1.新規のTextを作成します。画面左のウィンドウのタブ「Text」を選択します。
1.2.TextTree内で右クリックすると、「Create Text」と表示されますので、クリックします。
1.3. 「input Text
name」と表示されますので、テキストの名前を入力後、「了解」を選択してください。
1.4.下の画面のように、「sample」というTextが作成されました。
1.5.
上画面の「sample」を選択すると、下のような画面が表示されます。
1.6
なお、一度作成した文書を選択し、右クリックすると、「Change Name」と表示され、Textの名前を変更できます。
2.
文書の編集
文書の編集については、Textの場合もそれ以外の文書の場合も同様の操作ですので、Textの場合を取り上げて説明します。
なお、Textの編集画面のツールバーは、transcriptionなどの場合は下図の場所にあります。
ボタンについては図を参照してください。
2.1.
文書の表示モード
文書のモードは、下記の三種類です。
・Brouseモード:文書をブラウズするモードです。
・Wysiwygモード:文書をWysiwyg(What
you see is what you
get)モードで編集できます。
・Sourceモード:文書はxmlのソースで表示されます。編集もできます。
各モードの切り替えは、ツールバーのBrouse、Edit、Sourceボタン、Textの編集画面のような場合は、タブの切り替えによっても行えます。
注意:Brouseモードでも文字の入力などは行えますが、変更は保存されませんので、注意してください。
2.2.
カット、コピー、ペースト
カット、コピー、ペーストはツールバーのボタンを使用するか、画像を選択して右クリックで表示されたメニューから行えます。
2.3.
書式の編集など
書式の編集などは下図のツールバーで行います。
*特殊文字の入力について
上の図で「特殊文字の入力」と説明されたボタンを押すと、下のような画面が表示されます。
この文字の一覧から入力したい文字を左クリックすると、その文字が入力できます。
人名や地名など、普通は使わない文字を入力するときに便利です。
通常の入力はキーボードから行ってください。
2.4. 文書のマークアップ
2.4.1.
文書の一部を選択後、ツールバーの「mark up」を押すか、選択した画像を右クリックして表示されたメニューから「mark up」を選択します。
上図の画面でタグを選択します。タグは新規作成、及び削除ができます。
あらかじめ用意されてあるタグは、
reference
dubious
addition
deletion
comment
の五種類です。上図で reference と表示されているメニューを右の▼ボタンを押してプルダウンすると、これら全部のタグのリストが表示されます。また、reference
を newtag と書き換えて適用すると、選択した部分にタグ newtag でマークアップされると同時に、newtag が新しい tag としてこのリストに追加されます。新しい tag は gs-file に保存されます。タグをリストから消すには、それを選択し、右の delete ボタンを押します。
2.4.2.
タグを選択後、「了解」を選択すると、マークアップが完了します。
マークアップされた箇所は、各タグごとに強調されて表示されます。
2.4.3.
タグを削除したい場合は、Sourceモードで編集してください。
2.4.4タグの表示を編集したい場合はcss.txtを編集してください。
css.txtでは、例えばreferenceの場合、
#reference{
color:red;
font-size:20pt;
}
のように書かれています。この部分のcolorやfont-sizeなどを変更することで、referenceタグのついたマークアップされた部分の表示を変えることができます。
2.5.
文書の出力
メニューの「ファイル」→「export」から、文書を出力できます。
将来的にはHTML対応にする予定です。
1. リンクの作成
1.1.
マークアップした画像、あるいは文書(以下、これをregionと呼びます)を選択し、右クリックします。
1.2. 表示されたプルダウンメニューから、「set link
source」を選択します。
sourceにregionが指定されている場合は、画面の下部にそのregionのuriが表示されています。
1.3.
次に、同じくregionを選択し、右クリックします。
1.4. 表示されたプルダウンメニューから、「set link target」を選択します。
1.5.
下のような画面が表示されますので、ExplanatoryNoteを編集し、「OK」を選択すれば、リンクが作成されます。
ExplanatoryNoteには、リンクの作成理由や、リンクされた要素間の関係等を書きます。
2.
リンクの表示
2.1.
リンクを作成したregionを選択し、右クリックします。
リンクを作成していなかったときは選択できなかった「show local
view」が選択できるようになっているので、選択します。
リンクを作成したregionをダブルクリックしてもリンクが表示されます。
2.2. 下のようなLocal View
ウィンドウが開きます。画面左の画像リンクは、クリックするとその画像を含むimageが表示されます。また、右に表示されているのはExplanatoryNoteで、この画面上で編集できます。
2.4. Local View下の赤線で囲った部分は、Local
Viewを開いたregionから見てこのregionがsource側なのか、それともtarget側なのかをあらわします。例えば、あるregion(Aとします)をsource、別のregion(Bとします)をtargetとしてリンクを作成した場合、BのLocal
Viewを表示したときには、Aはsource側になります。(sourceとtargetについてはReasoning
Webの説明のところで解説します。)
今まで解説した、マークアップや文書、そしてリンクなどの情報は、GSファイルに保存されます。
GSファイルに保存しなければ、それまで行った作業は保存されません。
画像の絶対パスを同じにしておけば、GSファイルは共有できます。
これについては、近くsmart_gsフォルダによる相対パスに対応させる予定です。
GSファイルの保存、読み込みは、画面上部のアイコンで行います。
左が読み込み、右が保存です。どちらかを選択すると、次のような画面が表示されます。
GSファイルを保存する場合は、保存するファイル名を入力します。
ファイルタイプを「gs」にしておけば、保存されたファイルには自動的に拡張子「.gs」が付きます。
GSファイルを開く場合は、開きたいファイルをマウスでクリックするか、ファイル名を入力します。
補足:今回の説明ではツールバーを用いた操作について説明しましたが、メニューバーを使用しても同様の操作が可能です。その解説については省略します
。