ワークベンチ


画像や文書を開く
画像のマークアップ
文書の作成、及び編集
リンクの作成、表示
GSファイルの保存、読み込み

画像や文書を開く

1.画像を開く
画像を開く場合は、ImageTreeのファイルのアイコンをダブルクリックしてください。
別ウインドウで開く場合は、ImageTreeのファイルのアイコンを左クリックして選択した後、Showボタンを押して下さい。
*ImageTreeの表示について
ImageTreeでの画像の並び順についてですが、デフォルトでは名前順になっています。
ファイルのアイコンをドラッグ&ドロップすることで順番を変更することが可能です。
2.文書を開く
文書を開く場合は、TextTreeのファイルのアイコンをダブルクリックしてください。
文書の作成、編集については、こちらを参考にしてください。

画像のマークアップ

SMART-GSでは、画像にマークアップを行うことができます。これにより、コンピュータ上の画像に、普段紙の文書にマーカーで行うような操作が可能になります。画像にリンクを張る場合にはマークアップをする必要があります。
1. 画面上部の「Rectangle」、「Marker」、「Lasso」のいづれかのボタンをクリックします。


2. カーソルをドラッグして範囲を指定します。
「Rectangle」を選択した場合


「Marker」を選択した場合

「Lasso」を選択した場合

3. 以後、指定した部分(以下、regionと呼びます)を右クリックすると、リンクの作成や閲覧などができるようになります。
4. 右クリックすると下のような画面が表示されます。このメニューについて簡単に解説します。

delete: regionを削除します
set link source、set link target:リンクの作成の説明のところで解説します。
protect region、release protection of region:regionを保護し、削除できないように設定するための機能です。releaseはその逆です。
show local view: リンクを表示します。リンクの表示の説明のところで解説します。
これらの操作のうち、
set link sourceには、Alt + 左クリック、
set link targetには、Ctrl + 左クリック、
show local viewには、 Alt + Ctrl + 左クリックのショットカットキーが割り当てられています。



文書の作成、及び編集

1.文書の作成
文書には、各画像に付随する形のtranscriptionなどや、リンクに付随するExplanatoryNoteなどと、独立した形のTextが存在します。
ExplanatoryNoteについては、リンクの説明のところで扱います。

1.1.新規のTextを作成します。画面左のウィンドウのタブ「Text」を選択します。

1.2.TextTree内で右クリックすると、「Create Text」と表示されますので、クリックします。


1.3. 「input Text name」と表示されますので、テキストの名前を入力後、「了解」を選択してください。

1.4.下の画面のように、「sample」というTextが作成されました。


1.5. 上画面の「sample」を選択すると、下のような画面が表示されます。


1.6 なお、一度作成した文書を選択し、右クリックすると、「Change Name」と表示され、Textの名前を変更できます。

2. 文書の編集
文書の編集については、Textの場合もそれ以外の文書の場合も同様の操作ですので、Textの場合を取り上げて説明します。
なお、Textの編集画面のツールバーは、transcriptionなどの場合は下図の場所にあります。


ボタンについては図を参照してください。
2.1. 文書の表示モード
文書のモードは、下記の三種類です。
・Brouseモード:文書をブラウズするモードです。
・Wysiwygモード:文書をWysiwyg(What you see is what you get)モードで編集できます。
・Sourceモード:文書はxmlのソースで表示されます。編集もできます。
各モードの切り替えは、ツールバーのBrouse、Edit、Sourceボタン、Textの編集画面のような場合は、タブの切り替えによっても行えます。
注意:Brouseモードでも文字の入力などは行えますが、変更は保存されませんので、注意してください。

2.2. カット、コピー、ペースト
カット、コピー、ペーストはツールバーのボタンを使用するか、画像を選択して右クリックで表示されたメニューから行えます。
2.3. 書式の編集など
書式の編集などは下図のツールバーで行います。

*特殊文字の入力について
上の図で「特殊文字の入力」と説明されたボタンを押すと、下のような画面が表示されます。

この文字の一覧から入力したい文字を左クリックすると、その文字が入力できます。
人名や地名など、普通は使わない文字を入力するときに便利です。
通常の入力はキーボードから行ってください。
2.4. 文書のマークアップ
2.4.1. 文書の一部を選択後、ツールバーの「mark up」を押すか、選択した画像を右クリックして表示されたメニューから「mark up」を選択します。

上図の画面でタグを選択します。タグは新規作成、及び削除ができます。
あらかじめ用意されてあるタグは、
reference
dubious
addition
deletion
comment
の五種類です。上図で reference と表示されているメニューを右の▼ボタンを押してプルダウンすると、これら全部のタグのリストが表示されます。また、reference を newtag と書き換えて適用すると、選択した部分にタグ newtag でマークアップされると同時に、newtag が新しい tag としてこのリストに追加されます。新しい tag は gs-file に保存されます。タグをリストから消すには、それを選択し、右の delete ボタンを押します。
2.4.2. タグを選択後、「了解」を選択すると、マークアップが完了します。
マークアップされた箇所は、各タグごとに強調されて表示されます。



2.4.3. タグを削除したい場合は、Sourceモードで編集してください。
2.4.4タグの表示を編集したい場合はcss.txtを編集してください。
css.txtでは、例えばreferenceの場合、
#reference{
  color:red;
  font-size:20pt;
}
のように書かれています。この部分のcolorやfont-sizeなどを変更することで、referenceタグのついたマークアップされた部分の表示を変えることができます。
2.5. 文書の出力
メニューの「ファイル」→「export」から、文書を出力できます。
将来的にはHTML対応にする予定です。

3. その他の機能
次の節付録で説明されている「行きりだし」が行われている場合、ツールバーの Show Line ボタンを押すと、 文書画像に切り出された行が折れ線で示されます。その行(折れ線)を選択すると、transcription の対応する行にカーソルがジャンプします。ただし、現在のバージョンでは、n番目に切り出された行を選ぶと、transcription のn行目にジャンプするので、翻刻の際にコメントや読みやすくするための追加の改行などが入っていると、正しい位置にジャンプしません。

リンクの作成、表示

1. リンクの作成
1.1. マークアップした画像、あるいは文書(以下、これをregionと呼びます)を選択し、右クリックします。


1.2. 表示されたプルダウンメニューから、「set link source」を選択します。
sourceにregionが指定されている場合は、画面の下部にそのregionのuriが表示されています。

1.3. 次に、同じくregionを選択し、右クリックします。
1.4. 表示されたプルダウンメニューから、「set link target」を選択します。
1.5. 下のような画面が表示されますので、ExplanatoryNoteを編集し、「OK」を選択すれば、リンクが作成されます。
ExplanatoryNoteには、リンクの作成理由や、リンクされた要素間の関係等を書きます。


2. リンクの表示
2.1. リンクを作成したregionを選択し、右クリックします。
リンクを作成していなかったときは選択できなかった「show local view」が選択できるようになっているので、選択します。
リンクを作成したregionをダブルクリックしてもリンクが表示されます。


2.2. 下のようなLocal View ウィンドウが開きます。画面左の画像リンクは、クリックするとその画像を含むimageが表示されます。また、右に表示されているのはExplanatoryNoteで、この画面上で編集できます。

2.4. Local View下の赤線で囲った部分は、Local Viewを開いたregionから見てこのregionがsource側なのか、それともtarget側なのかをあらわします。例えば、あるregion(Aとします)をsource、別のregion(Bとします)をtargetとしてリンクを作成した場合、BのLocal Viewを表示したときには、Aはsource側になります。(sourceとtargetについてはReasoning Webの説明のところで解説します。)
 

GSファイルの保存、読み込み

今まで解説した、マークアップや文書、そしてリンクなどの情報は、GSファイルに保存されます。
GSファイルに保存しなければ、それまで行った作業は保存されません。
画像の絶対パスを同じにしておけば、GSファイルは共有できます。
これについては、近くsmart_gsフォルダによる相対パスに対応させる予定です。

GSファイルの保存、読み込みは、画面上部のアイコンで行います。

左が読み込み、右が保存です。どちらかを選択すると、次のような画面が表示されます。

GSファイルを保存する場合は、保存するファイル名を入力します。

ファイルタイプを「gs」にしておけば、保存されたファイルには自動的に拡張子「.gs」が付きます。

GSファイルを開く場合は、開きたいファイルをマウスでクリックするか、ファイル名を入力します。




補足:今回の説明ではツールバーを用いた操作について説明しましたが、メニューバーを使用しても同様の操作が可能です。その解説については省略します


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