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UML2.0の構成
UML2.0は次の4つの部分から成る。
- Infrastructure (下部構造)
主にUML2.0の意味論について定義したところで、MOF(Meta Object
Facility)と整合するように作られている。一般のユーザはまず読
む必要がない部分。(UMLツールベンダーや、UMLを使った開発方法
論に興味がある人などはしっかりと読まない
といけない)
- Superstructure (上部構造)
Infrastructureに基づいて、UML2.0の記法について主に定義してい
るので、一般のユーザでUMLについてより深い理解を求める人はこ
こを読むとよい。
また、静的構造部分の意味論はInfrastructureそのままのところも多
いが、動的振る舞い部分についてはInfrastructureに意味論が示さ
れていないので、Superstructureの中で意味論が述べられている。
- Object Constraint Language (OCL / オブジェクト制約言語)
UML1.Xにも存在していたOCLを、OCL2.0として改善したもの。UMLモ
デルで表現されている不変条件や操作・アクションを、曖昧な自然言語で
はなく形式言語で書く。
- Diagram Interchange (ダイアグラム交換)
従来のUMLモデリングツールでは、XMIを用いることによってツール
間でのモデルの変換を行っていたが、XMIにはUMLの論理情報しか含
まれず、描かれた図の情報を保持できなかった。Diagram
Interchangeはこの問題に対処するために策定された。
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