この2,3年やっている研究を、いよいよ論文にまとめ始めました。ソフトウェア工学・計算機科学の方の研究「極限計算可能数学」のきっかけとなったヒルベルトと計算概念の研究です。1月12日に慶応大学である科学哲学会のヒルベルトワークショップでの講演のレジュメとして、最初の方だけ大急ぎでまとめたものです。でも、言いたいことの大意は、全部書けたと思っています。以前、現代思想の増刊号に書いたものと趣旨は同じですが、かなり専門的になっていまし、代数学が前面にでてきています。ヒルベルトにとって論理は代数だったのです。
後は、これに証拠を入れたり、それからの implication (そちらの方が重要かもしれませんが)を入れたりです。北大中戸川さんとの共同研究です。